調理保育は「食材の色や形」「切ったり焼いたりする音」「焦げたにおい」「ジャガ芋のゴツゴツ感」「自分で作った料理のおいしさ」など、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感すべてを使った活動です。
みんなで楽しく調理をすることは、食に対する興味が深まり、好き嫌いを減らすきっかけにもつながっていきます。
調理を進めていく中で子どもたち自身が、効率よく物事進めていくためにはどうしたらよいのかを考えたり、友達とどのように作業分担をすれば上手くいくのかを考えたりと、様々な力を身につけることにつながっていきます。
食育
年長クラスは通常の給食の提供方法以外に、大皿にのったおかずをテーブルごとに副菜や主菜を盛って、話し合いながら食べる形式や、バイキング形式で一人一人の自主性を尊重し、食べる意欲を高めてマナーの習得を援助していきます。また、おはしで食べるか、フォークで食べるかも本人に選択させています。
大皿、バイキング=好きなものばかり食べてしまう
と予想しがちですが、逆の発想で考えると、自分で量を決めたら残さず食べることに繋がります。
そのまま出されて残すよりも、「これ一口だけがんばってみよう」という形のほうが子どもは頑張れます。
大皿・バイキング給食のねらいは、
- みんなで同じ食べ物を食べる楽しさを知る
- 自分の食べる量を知る
- 配膳をするなかで物を大切に扱うことを知る
- 味覚の幅を広げる